まず驚いたのは、ソールを見ると4つのドットがあること! これまでJAILBREAK(ジェイルブレイク)の「柱」は2本でしたが、4本になったということでしょうか? 3モデルに共通しているのは、前作から進化したと思われるAIフェースとJAILBREAK(ジェイルブレイク)テクノロジーです。
試打したのはロフト9.0°、Diamana 50のSシャフト。手元がしっかりしていて、中間部分がしなります。第一印象は、「コントロールがしやすい」。HS 43.5m/sで振ると、259.5Yが出ました。驚いたのは、ボール初速が64.6m/sも出ていること! コースではもっと飛距離が伸びるはずです。
試打したのはロフト10.5°、Diamana 40のSシャフトです。見るからにヘッドの奥行きが長いので慣性モーメントが大きく、重心が深いことがわかります。ソール後方に弾道調整のための可動ウェイトがついていますが、ノーマルポジションで打ちます。非常に打ちやすいですね。スイートエリアの広さを感じます。ウェイトの位置がノーマルでも、明らかに「球がつかまる」クラブですね。HS 42.4m/sで振ると、ボール初速62.9m/s、 254.1Yが出ました。
※CALLAWAY SELECTED STORE 限定モデル
こちらもソール後方に可動ウェイトがありますね。「LS」ということは、SUB ZEROの後継なのでしょう。試打したのはロフト9.0°、TENSEI 55のSシャフトです。先が動くシャフトですね。構えると、「顔」がとても良いです。強い球が出るので、思わずその気になってしまいます。HS 42.7m/sで振ると、ボール初速63.5m/s、 259.9Yが出ました。打ってみてわかったのは、「SUB ZEROとはまったく違う」ということ。これは球がしっかりつかまる上に、非常に強い球が出るクラブです。
総評3モデルに共通しているのは、初速が非常に出やすいこと。当たるまで時間がかかるクラブとそうでないクラブがありますが、EPICはコースで朝一から狙いどおりの球が打てる、実践的なクラブですね。AIを活用しているそうですが、ヒューマンテストもしっかり行ったのではないでしょうか。
EPIC SPEEDは、ヘッドが小ぶりでコントロール性が高いですね。実戦でスコアメイクがしやすいクラブです。慣性モーメントの大きさを活かしてキャリーを出すなら、EPIC MAX。EPICならではの「一発の飛び」を求めるならEPIC MAX LS。
しっかり棲み分けができているので、ぜひお店で試打して、自分にぴったり合うモデルを見つけてほしいですね。
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