その日は、とても蒸し暑く、湿気が纏わりつくような、
そんな午後でした・・・
私がトイレの前を行くと、真っ暗なトイレの中から、
水を流すような音が、聞こえて来ました・・・
いなみの心
(あら、トイレの電気付いていないのに、
中から、水を流す音が聞こえるわ・・・)
そして、さらに、蛇口をひねる音が・・・
いなみの心
(なっ、何故なの???誰もいないはずのトイレから、
音が聞こえるなんて・・・おかしいわ!もしかして、
ここの建物の前は、お墓だったという噂は、
本当だったのね!!!)
私は、恐怖のあまり、その場に氷付きました。
そしてとうとう、ドアノブをひねる音・・・きぃ・・・
いなみ
「てっ!店長!助けて下さい!だっ、誰か!誰か来て〜!」
しかし私は、金縛りにあったかのように、
その場を動くことも、声を上げることも、出来なかったのです・・・
私は、覚悟を決めました・・・
いなみの心
(子供たちよ・・・先逝くママを、許してね・・・)
そう思った時です。
一人の男の人が、立っていました。
「ども・・・」
と、いうわけで、実は、電気を消したまま、お客さまが入って
いたというわけ。
お客さまの中には、電気の場所が分からず、そのまま入って
しまう人がいるので、電気はつけっ放しにしておこう!
ということになったんだけど・・・
主婦の私としては、「ありえな〜い」って感じなんですけど。
あまりにも毎日暑いので、プチ怪談話でも・・・と、思いまして・・・
(怒ってるふふふ〜)
まぁ、もちろんお墓ネタも、嘘ですけどね。前は、ただのコンビニ
でしたわ〜
いなみでした