SHOP BLOG
2015.08.29
昨日は赤羽ゴルフ倶楽部でアマチュアゴルフ選手権ゴルフパートナーカップの予選会が開催されました。
決勝進出への3つの枠をかけて、34名の熱い戦いが今年も繰り広げられました。
選手たちの熱い思いとは裏腹に、当日の朝の天気は小雨。
このまま雨は強くなのかと心配されましたが、スタート後はほとんど降られることもなく、8月ながら涼しい気候に選手の好プレーが相次ぎました。
私の大好きな各ホールの難易度分析から、今年の予選会を振り返ってみたいと思います。
出場34名の平均ストロークは90.353。
アウトが46.766で、インが43.587でした。
赤羽ゴルフはアウトがパー37、インがパー35の変則コースです。
アウトにはパー5が3つありますが、インにはパー5は1つしかありません。
それを考慮してもインの方が平均ストロークがいいので、インコースにはスコアを伸ばせるパー4があったということでしょう。
確かに最も難しいホールは、アウトの1番でした。
スタートホールが最も難しいというのは、設計上疑問があるところですが、多くの選手がスタートからスコアを落としています。
パーが5名、バーディがわずか1名でしたが、逆にダブルボギー以上は18名と半数を超えています。
コースのすぐ右側を公道が走り、週末はランナーやサイクリングに勤しむ人が多いということで、とにかく右に打てないようになっています。
ティーグラウンドのすぐ右前にネットが張られているので、フッカーには非常に構えづらいティーグラウンドです。
そしてホールの左側にも隣のホールとの境には池が流れています。
この池に入れてしまいスコアを落としてしまう選手が多かったのでしょう。
インコースで最も難しかったのは、私の予想に反して14番でした。
このホールは短いパー4ですが、左右ともに1ペナになっていて、ティーショットの落としどころが狭くなっています。
200ヤード地点が最も左右幅が広いので、私はいつも5ウッド(今回は3ユーティリティ)で打ちますが、欲張ってドライバーを握った選手が多かったのかもしれません。
ドライバーがまっすぐ行けばセカンドはサンドウェッジで打てる距離になりますが、左右に木がありさらにフェアウェイが狭くなっています。
ちなみに今回私と一緒に回った選手は、一度もドライバーを握ることがありませんでした。
狭くて短いコースということで、終始刻みに徹底したゴルフでした。
難度の高いホールは3番目までがミドルホールでした。
逆に易しかったホールはどうでしょうか。
最も難度の低かったのは5番ホールのパー4で、平均スコアは4.412でした。
パーが18名、バーディも4名出ていました。
ここはアウトの折り返しとなるホールで、ほぼ直角に左ドッグレッグしています。
ティーショットは180ヤードも打てば突き抜けてしまうので、ほとんどの選手はアイアンでのティーショットとなったはずです。
私も7アイアンでフェアウェイ左サイドに打ち、セカンドショットは100ヤードほどでした。
続いて易しかったのは11番のショートホールでした。
140ヤードほどの距離で、この日はフォローの風が吹いていたため、各選手短い番手でティーショットを打つことができました。
ホールの難易度を検証していると気づかされますが、風向きというのはかなり大きな影響力を持っています。
風速が2mほどであったとしても、フォローのホールは易しくなり、アゲンストのホールは難しくなります。
風によって単純に番手を変えるだけではなく、攻め方そのものを考え直さなくてはいけません。
14番が難しかったというのも、風がアゲンストだったことが大きく影響しているはずです。
ゴルフの腕を上げたかったら競技に参加してみるのが一番です。
自分のスコアじゃ競技なんてとても、と怖気づいてしまう方もいるかもしれませんが、100打っても120打っても参加できる競技というのはたくさんあります。
このゴルフパートナーカップだってそうです。
競技の独特の緊張感、1打1打を真剣になってストロークすること、そして上手のプレーを近くで見ること。
これは全てゴルフの上達に必要な要素です。
まだまだ予選会場はたくさん残っていますので、ぜひ挑戦してみてください。
決勝は12月3日に川奈ホテルゴルフコース富士コースで開催されます。
http://www.golfpartner.co.jp/html/amateurtour/