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2015.07.28
ゴルフ発展途上国のカナダ、その国内トーナメントがどんなものか調べてみました。
まずカナダのゴルフシーズンは雪解けの4月中旬から始まります。
とはいえ雪解け水で下はべちゃべちゃ、5月からベストシーズンになり、短い夏を過ぎて、10月の下旬には寒さが到来します。
11月でもまだ営業しているゴルフ場はあるようですが、かなりの防寒対策が必須になるようです。
そしてトーナメントは全12試合開催されています。
5月最終週のPCファイナンシャルオープンに始まり、9月第3週のフリーダム55ファイナンシャル選手権で終わります。
賞金総額は212万5千カナダドル、日本円にして2億円ほどの規模です。
そして年間賞金ランキング上位5名には、翌年のウェブドットコムツアーのシード権が与えられます。
今シーズンは6試合を終えて、アメリカのJ.J.スパーンがおよそ7万カナダドルを稼いで賞金王レースを引っ張っています。
このPGAツアー・カナダの出場権を得るためのQスクールは、今年3会場で開催されました。
フロリダ、カリフォルニア、カナダの3ヶ所です。
そして各会場の上位18人にシード権が与えられます。
こうした事情もあり、出場選手のほとんどはアメリカ人とカナダ人に占められますが、カナダ会場を5位タイで通過した台湾人のアマチュア選手がいました。
台北出身の23歳、Cheng Tsung Panです。
彼はカナダツアーのQスクール通過後、ワシントン州立大学を卒業しプロ転向しました。
そして出場2戦目のプレーヤーズカップに優勝し、現在賞金ランキング5位につけています。
もしかすると将来は彼のように、カナダを経由してアメリカツアーに挑戦する日本人も出てくるかもしれません。
実はカナダのゴルフ人口は約600万人と言われており、参加率にして20%を超えます。
シーズンが短いながら、多くのカナダ人は夏の間はゴルフを楽しんでいます。
ガチガチのスポーツというよりは、よりカジュアルな生活に身近な存在なのでしょう。
今後のカナダゴルフ界がどうなっていくか楽しみです。