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2015.05.14
先日とあるゴルフ場に行ってきました。
栃木県にあるアイランドゴルフパーク東那須というゴルフ場です。
東北自動車道矢板ICから25分と都心からは少し距離がありますが、「ゴルフパーク」の名が示すとおり一風変わったコースでした。
まず最大の特徴は、ゴルフ場のシンボルでもあるクラブハウスがありません。
あるのはこの受付の小さな小屋です。
ここではプレーの受付と、ボールやティーなどの必要最低限の小物が買えるだけです。
ということでロッカーはありません。
そもそもゴルフ場にロッカーって必要でしょうか。
みんな車で来ているわけですから、荷物なら車においておけます。
海水浴だって車で行くときは、荷物は車に置いてますよね。
今回のゴルフ場の場合、ほとんど電車での来場は想定していませんが、中には電車でのアクセスが便利なゴルフ場もあります。
そうしたゴルフ場でもあそこまで大きなロッカールームが必要でしょうか。
私が2月に初体験したガーラ湯沢のロッカーは、ゴルフ場の3分の1ほどの大きさでしたが、何ら不便はありませんでした。
お風呂もありません。
駐車場の脇に、小さなトイレとシャワールームがありました。
シャワーは1回100円です。タオルや石鹸もありません。
でもゆっくりお風呂に浸かりたい人には、近くの温泉を紹介してくれます。
お風呂が必要な人はゴルフだけしてすぐ帰ればいいですし、一日をゆっくり過ごしたい人は温泉に行けばいい。
特別なゴルフ場のように思えますが、レジャー施設って普通はそうですよね。
そしてレストランもありません。
基本は18ホールのスループレーですが、どうしても折り返しのインターバルが発生するときはあります。
そんなときはここで食事をします。
ちょっと曇り空ですが、外で食べる食事はピクニックのようでとてもおいしいです。
軽食の販売はされていますが、お弁当の持込は自由です。
バーベキューだって出来ます。
午前中にスループレーをして、午後からはみんなでバーベキューというコンペも出来ちゃいます。
なんだか広い公園に遊びに来ているように感じます。
そして最も画期的だと思ったのはこちら。
ゴルフ場でなければ画期的でもなんでもないのですが、受付横の売店で使える飲食券です。
1000円で100円×11枚という、なんだか学園祭の模擬店に参加しているような気分になれます。
常連のお客さんは慣れているようで、財布の中からこのチケットを取り出してうどんを買っていました。
この売店1箇所でしか使えませんでしたが、例えばコース途中の売店でも使えたり、受付でもボールが買えたり、シャワーにも使えたり、自分の必要と思えるものだけに料金を支払うことが出来ます。
ゴルフ場はなんでもオールインワンで過剰サービスになっているのではないでしょうか。
プレー料金はバブルの頃からすれば、かなり割安になっています。
インターネット予約が簡単になり、ゴルファーは少しでも安いゴルフ場を探しています。
単純な価格競争はゴルフ場の体力を消耗させていくだけです。
必要な人に必要なサービスだけを提供する、ゴルフ場はゴルフをしにいくところです。
もっと都心から近いところにあれば、毎週のように通ってしまうのかもしれませんが。
こんな気軽なゴルフ場が増えていくことを期待しています。