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2015.04.21
国内の男子ツアーもいよいよ開幕です。
東建ホームメイトカップが三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されました。
ニュージーランドのマイケル・ヘンドリーが最終日を64で回り、日本ツアー参戦2年目にしてうれしい初勝利を挙げました。
最終組で回った41歳の山下和宏は、あと一歩及ばず、またも初優勝のチャンスを逃してしまいました。
開幕戦からさまざまなドラマがありましたが、今ネット上で話題になっているのがこちらの記事。
http://news.golfdigest.co.jp/news/gdoeye/jgto/article/56649/1/
選手のすべてが帯同キャディを試合に連れてくるわけではありません。
帯同キャディとは、トーナメントでのキャディを生業としているプロキャディ、選手の所属するコースの研修生や後輩、コーチや契約メーカーの担当者だったり、ときには父親ということもあります。
いずれにしろ1週間はその選手の専属のキャディとなるわけですから、ちょっと値が張ります。
選手とキャディの契約内容は様々ですが、選手の負担は10万円以上、さらに獲得賞金によるインセンティブを支払うことがほとんどです。
プロキャディの数は決して多くはないので、先週のように男女で日程が重なってしまうと、今回の宮本勝昌のような実績のある選手でも、キャディを帯同させないことがあります。
試合にもよりますが、帯同キャディを連れてくる選手は半数ほどです。
選手がキャディを連れてこなかった場合は、コースのハウスキャディが務めます。
コースのレイアウトやグリーンを熟知していますが、ほとんどの場合が女性なため、重たいバッグを担ぐことが出来ず手引きカートを引いていくので、動きが遅くなることを嫌う選手もいます。
しかし今回の宮本のキャディを務めた下里さんのように、しっかり準備をしてから大会に臨んでくれる方もいます。
大山志保も川奈では毎年同じハウスキャディについてもらっています。
とはいえ最近はどこのゴルフ場もハウスキャディの数が少なく、全選手に割り当てるには足りない場合もあります。
その場合は運営会社の用意した、学生のアルバイトがキャディにつきます。
コースのことは知りませんが、若くて体力があるので動きが良く、相性が良く気に入った場合は、他の試合でもキャディを務めてもらうようお願いする場合もあります。
わたしもそんなこんなで学生のころは、年に何度かトーナメントでのキャディを務めていました。
アルバイトといえど上位に入れば選手から結構な額のチップがもらえたりします。
お金の無い学生ですから、そこは目の輝きも変わって選手の為に尽くしたりもします。
キャディの仕事も簡単ではありません。
テレビにはあまり映りませんが、どんなことをしているのか観察してみるのも面白いでしょう。