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2015.03.16
国内女子ツアー第2戦、ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップは、李知姫が鈴木愛との3ホールに及ぶプレーオフを制し、3シーズンぶりの通算18勝目を飾りました。
正規ラウンドの18番では20m近いバーディパットを沈め、土壇場でプレーオフに持ち込んだ場面は、ベテランの技が光るシーンでした。
さて昨日の高知県・土佐カントリークラブは朝から一日雨。
われわれアマチュアゴルファーは憂鬱になる以外の何物でもありませんが、プロにとってはスコアを伸ばすチャンスでもあります。
というのも、雨が降ればグリーンが柔らかくなり、止めやすくなります。
最終日にスコアを伸ばした菊地絵里香や不動裕理も、グリーンが止まるようになったので、積極的にピンを狙ったとインタビューに応えていました。
土佐カントリークラブは海辺のコースということもあり、風が強く、乾いて硬くなったグリーンがその難易度を増しています。
グリーンが止まりやすくなるというのは、確かにスコアを伸ばしやすくなるでしょう。
その一方で、雨は飛距離の落ちる原因ともなります。
フェアウェイも柔らかくなるのでランが減りますし、レインウェアを着ることでヘッドスピードもわずかに落ちてしまいます。
また雨粒が集中の妨げにもなれば、濡れたグリップがミスショットの呼び水となったりもします。
実際にどの程度スコアに差が出るのかを検証してみましょう。
晴れて風の強かった2日目と、雨が降りほとんど風のなかった最終日を、予選通過者59名の平均スコアで比較してみます。
2日目 | 最終日 | |
予選通過59名 | 72.03 | 72.86 |
上位20名 | 70.75 | 70.80 |
最終日の方がピンポジションが厳しかったという条件の違いはありますが、平均すれば最終日はスコアを落としてしまっています。
確かに菊地や不動のようにスコアを伸ばした選手はいますが、2日目に大きくスコアを伸ばした原江里菜が78と崩れたり、史上初のアマチュア2勝目を狙う勝みなみも77と不本意なラウンドで終えたりしています。
この2日間のスコアだけで結論付けるのは早いですが、プロにとっても雨はスコアを落とす要因になり得るということです。
それではアマチュアは雨に対してどんな対策をとればいいのでしょうか。
http://www.golfpartner.co.jp/955/2014/01/31213730.html
http://www.golfpartner.co.jp/955/2014/02/01213740.html
以前書いた記事も参照して頂きたいですが、大事なことはグローブの替えをたくさん用意しておくことです。
みなさんバッグの中にグローブは何枚入っていますか。
まさか1枚しか入っていないということはないでしょうか。
天然皮革を愛用している方であれば、何枚持っていても十分ということはないでしょう。
そうでなければ最近愛用者の増えているナノ繊維を使ったグローブはいかがでしょうか。
少し濡れているくらいの方が、乾いている状態よりグリップ力を発揮します。
べちょべちょになるほど濡れてしまえばさすがに滑りますが、急な雨にもグローブを持っておくと安心です。
ぜひまとめ買いしておきましょう。