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2015.02.17
プロとアマチュアがチームを組んで、4日間のストロークを競う試合。
日本にはない形式の大会ですが、アメリカPGAツアーのAT&T ぺブルビーチナショナルプロアマはそんな大会です。
参加するアマチュアも芸能人や、ゴルフ以外のスポーツ選手など、各界のセレブたちが集まります。
そんな大会の今年のプロの部を制したのはブリヂストンの看板契約プロ、ブラント・スネデカーでした。
22アンダーという大会史上の最小スコアで、最後は余裕のある勝利でした。
プロアマといってもちゃんとしたPGAツアーの1試合ですので、スネデカーはこれでマスターズの出場権を獲得しました。
フォロースルーのキレイな左ひじの抜き方は私も参考にしています。
マスターズの開催されるオーガスタはドローヒッターが有利ですが、どこまで上位に食い込めるか期待したいと思います。
このスネデカー、話題になっているのはそのバッグの中身です。
ちょっと覗いてみましょう。
Driver: TaylorMade Burner SuperFast (9.5 degrees)
Shaft: Fujikura Motore Speeder 661 Tour Spec X-Flex
3 Wood: Ping G25 (15 Degrees)
Shaft: Aldila Tour Blue 75TX
Hybrid: Ping Anser (17 Degrees)
Shaft: Aldila Tour Blue 85TX
Irons: Bridgestone J40 Cavity Back (4-9)
Shafts: Aerotech SteelFiber i95 S-Flex
Wedges: Bridgestone J40 (48 degrees), Bridgestone J15 (52 bent to 51 degrees; 56 bent to 55 degrees), Titleist Vokey TVD Prototype (60-6 K Grind Wide Sole)
Shafts: True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue
Putter: Odyssey White Hot XG Rossie
Length: 34 inches
Ball: Bridgestone B330
Grips: Lamkin Crossline ACE
なんとドライバーはテーラーメイドの5年前のモデルを使用しています。
そして3番ウッドとユーティリティはピンの少し前のモデル。
アイアンこそ契約のブリヂストンのクラブですが、2011年に発売されたモデルです。
かろうじてウェッジのうちの2本だけがブリヂストンの最新モデルです。
なぜ新しいクラブに変えないのでしょうか。
もちろんPGAツアーのプロですから、最新モデルも使い放題ですし、ブリヂストンの契約の縛りは少ないのでしょう、他のメーカーのクラブの使用に対しても寛容なようです。
そして最新鋭のフィッティングも受けられますから、間違いなくニューモデルで飛距離を伸ばすことが出来ます。
しかし1打でもいいスコアで回る、という命題に対しては飛ぶというのは必要条件ではありません。
より遠くに、より正確にというのはもちろんですが、自分の思い通りの弾道で飛ぶことが求められますし、何よりプロは道具に“安心”を求めます。
この“安心”が得られるまでは、どんなに飛ぶドライバーであっても、試合で持ち替えることはありません。
ではクラブに対する“安心”というのはどうすれば得られるのでしょう。
それにはひたすら打って慣れるしかありません。
毎日何十球と打っているクラブですから、もはや使い始めてから何万球と打っていることでしょう。
使い慣れているわけですから、打った瞬間にどんな弾道で飛んでいくのか分かります。
慣れているクラブを振りやすい、と感じるのはそのためです。
ところが初めて打つクラブや、まだ慣れていないクラブだと、その打った瞬間のイメージと実際の弾道にズレが生じます。
このズレを解消するには、数多く打って慣れるしかありません。
みなさんも新しいクラブを買って、飛ぶようになったが曲るので、以前のクラブに戻してしまったことはありませんか。
これはそのズレをガマンできなかったことに起因します。
今までと違うクラブなのだから、違う弾道になるに決まっています。
自分を変えたい、いい結果を得たい、そう考えていらっしゃるなら、もう少しガマンして新しいクラブを使ってください。
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