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2014.10.10
最近男子ツアーで注目している選手がいます。
韓国のI・H・ホです。
ドライバーは全てマン振り、どこからでもピンを狙ってくる攻撃的なゴルフが魅力です。
コースマネージメントはもちろん大切ですが、観戦していて面白いのはこうしたボギーとバーディを繰り返す選手ですね。
さて世の中には未だに高額で取引されるクラシッククラブが多くあります。
マグレガーのパーシモン、アイアンならスポルディング、パターはウィルソンのL字やピンのスコッツデールといったところでしょうか。
しかし高額といっても、バブルの頃に比べれば取引金額は大きく下落してしまっています。
これはクラシッククラブの価値が下がってしまったということでしょうか。
私はそうは思いません。
確かにこうしたクラブを買い求めるゴルファーは減りましたが、使ってみたいと思うゴルファーは減っていないと思います。
そもそもバブルの頃にクラシッククラブブームが起こりました。
50年代、60年代の名器が数多く復刻されました。
しかしそれらのクラブの生産やオリジナルの収集というのは、投機的な目的もあったのではないでしょうか。
バブル経済というのは、今思えば非常に不可解なものです。
物心ついたときには平成大不況だった私には全く理解できないのですが、今日買った土地や株が明日には必ず値上がりすると誰しも信じていたそうです。
ゴルフ場だってそうです。
数千万円する会員権が今のように値下がりするとは誰も思っていませんでした。
しかし残酷なことに会員権相場はピーク時の40分の1まで落ち込みました。
とはいえプレー権という考え方をすれば、今の金額は十分妥当と言えるのではないでしょうか。
これはゴルフクラブにも当てはまるでしょう。
ゴルフクラブですからプレーに使ってなんぼです。
100万200万出しても、そのクラブでプレーしなければ宝の持ち腐れです。
そして100万円出したからといって、そのパターで1mのパッティングすら100%入るわけではありません。
とすれば会員権と同様、ピーク時の40分の1という金額が妥当なのではないでしょうか。
私はFacebookでしばしばクラシッククラブを紹介していますが、いつもいつもパーシモンでラウンドしているわけではありません。
最新モデルも頻繁にゴルフ場に持っていきます。
オールドクラブでラウンドするのは、最新クラブの良さを知るためです。
そして過去の名器も呼ばれるクラブには、それなりに流行った理由というものがあります。
それを感じ取ることで、最新モデルもいつか名器と呼ばれるようになるのか、その他大勢の中に埋れていくのかを探っているのかもしれません。
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