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2014.09.16
ブログの更新があいてしまいました。
どんな文豪でもスランプはつきもの、筆が進まないということがあるのです。
毎日更新されている方はすごいと思います。
でも書きたいことは山ほどあるんですよ。
さて先週は各地で大きな大会が開かれました。
アメリカではPGAツアーの最終戦ツアーチャンピオンシップ、女子はメジャーのエビアンチャンピオンシップ、国内でも女子プロゴルフ選手権、そして男子はJGTOの試合はありませんが、片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権が開催されました。
マッチプレー選手権は国内の男子プロの競技としては、実に11年ぶりの開催となりました。
片山晋呉がホストを務め、優勝賞金は4,000万円+副賞としてグローバルチャレンジサポート1,000万円。
優勝した松村道央の今シーズンの獲得賞金は2,680万円あまりですから、その倍近い金額をたった1試合で獲得してしまいました。
国内大会の最高額となる優勝賞金ですが、その賞金総額は6,880万円。
JGTOの規定では優勝賞金は総額の20%と決められていますから、JGTOツアー外の競技とすることで、少ない賞金総額でもここまで大きな大会にすることができました。
そして賞金額が少なかった分、大会経費は中継費用に割かれました。
出場32人のトーナメントですので、3位決定戦まで入れて全部で32マッチ。
そのすべてを18ホール完全生中継。
YOUTUBEで6チャンネルを使い、多次元同時観戦が可能でした。
各対戦のハイライトや、スタートからホールアウトまでの完全な動画が今も公式サイトで公開されています。
http://nestle.jp/entertain/golf_matchplay/live/archive.php
テレビ放送は地上波ではなく、BS-TBSのみでしたが、新たなゴルフ中継の形を見ることができました。
ゴルフというのは他のスポーツと違って、競技場が非常に広大です。
ストロークプレーではテレビ放送があっちへ行ったりこっちへ行ったりと、基本的にはボールを打つ時しかテレビ画面には映りません。
しかしマッチプレーは1対1の戦いですし、こうした多チャンネル放送をすることで、選手がボールに向かって歩いていくときもずっと放送されています。
ここに選手同士の駆け引きというのも窺い知ることができます。
歩く速さであったり、ボールを打つタイミングであったり、コンシードの出し方であったり。
これはゴルフ場で見ているギャラリーにとっても、ストロークプレー以上に試合展開を楽しめるでしょう。
ストロークプレーでは最終組とその前の組の選手で優勝争いをされていては、2人のプレーを同時に見ることはできません。
どこかのホールから大きな歓声が聞こえてきたり、リーダーボードや最近ではインターネットの速報を見ながら、試合展開を確認しつつ観戦することでしょう。
マッチプレーは目の前の選手だけですので、ついて18ホール回れば最初から最後まで楽しむことができます。
しかもプレーする組数が少ないので、マーシャルの数も一組に多くつけることができます。
最終日はギャラリーも一緒にフェアウェイを歩きながら観戦しているようでした。
石川遼が1回戦負けを喫するなど、注目選手が早くに姿を消してしまいましたが、相当な数のギャラリーが試合会場を訪れたことでしょう。
と思って放送を見ていましたが、 いまいちギャラリーの歓声が盛り上がっていません。
画面にもちらほらとまばらな数のギャラリーしか映りません。
まさかと思いましたが、公式発表で最終日のギャラリー数は驚きの519人。
日本で11年ぶりに開催されたプロのマッチプレー選手権で、ここまでギャラリーが集まらないようなことがあっていいのでしょうか。
ちなみに同日に兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部で開催された女子プロゴルフ選手権の最終日は、7,251人のギャラリーが集まりました。
確かに決勝戦に進んだのが、松村道央と藤本佳則の2人という派手さを欠くマッチでしたが、果たして石川遼や開催コース所属の藤田寛之が残ったとしてこのギャラリー数は増えたのでしょうか。
おそらくほとんど変わらなかったでしょう。
なぜならばこの大会は当日券の販売がありませんでした。
http://nestle.jp/entertain/golf_matchplay/tickets.php
大会ホームページにははっきりと「当日券はございませんので、あらかじめご了承ください。」と書かれています。
前売り券を持たず、ニュースでこの大会を知って見に行こうとした人は、果たして会場で門前払いを喰らったのでしょうか。
もしそうだとするならば、ゴルフファンを減らすだけの由々しき事態でしょう。
チケットに価格差をつけて使える駐車場の場所であったり、クラブハウス内に入れたりというのは良い試みだと思います。
しかしあらかじめ予定を組んで、3枚つづりの前売り券を購入し、3日とも観戦に来るギャラリーが多くいるとは思えません。
今回一回限りの大会で終わって欲しくはありません。
ぜひ来年は当日券も販売頂いて、多くのギャラリーを集めてください。
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