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2014.04.10
本日日本時間の深夜からいよいよマスターズトーナメントが開幕します。
前日恒例のパー3コンテストはライアン・ムーアが優勝しました。
パー3コンテストの優勝者は本線で勝てないというジンクスがありますが、ムーアは打ち破ることができるでしょうか。
本日はまたクラブの選び方について考えてみたいと思います。
私は昨日のラウンドで新しいアイアンを試してきました。
タイトリストのVG3 Type-Eです。
エースアイアンのミズノMP-37からすれば全く異色のアイアンです。
なぜこのクラブを試してみたのか。
「昨年のワーストスコアが自分の実力と思って、それにふさわしいアシスト機能があるクラブを使って下さい」
この言葉に非常に感銘を受けたからです。
去年の私のベストスコアは80、ワーストスコアは99でした。
実に19打も開きがあり、80ならMP-37も使えるでしょうが、99打つ人にオススメできるアイアンではありません。
この99を自分の実力だと思い、ラージヘッド、ワイドソール、ハイバウンスの簡単アイアンを試してみました。
5番アイアンがロフト23度と立っているので、6番からのセッティングにしてみました。
印象としては見た目ほど飛ばないけど、見た目よりスピンがかかる。
ボディは軟鉄鍛造ですが、フェース面は弾きの強いばね鋼を採用しています。
もっとぶっ飛び系で低スピンで飛んでいくのかと思えば、しっかりスピンがかかり、硬いグリーンでしたがちゃんと止まってくれました。
おそらくソールのバウンスがかなり効いているのでしょう。
バウンスというとサンドウェッジの時ばかり気にされますが、アイアンでもバウンスが効いていることはやさしさにつながります。
バウンスが強いアイアンは、ダブり気味に入ってきてもソールが滑ってくれるので、大きく飛距離を落とすという事がありません。
ダフってもグリーンエッジ近くまで飛んで行ってくれるので、パターさえ入ればパーを拾うことができます。
またインパクトの瞬間にロフトが立つ方向にヘッドが回転しますので、ボールにはバックスピンがかかりやすくなります。
バウンスの効きが弱いと、ラフから打ってフライヤーしたような低スピンの球になり、距離は出ますがグリーン上で止まりづらくなってしまいます。
このアイアンのもう一つの特徴は、重心距離が非常に長いこと。
私はフェースローテーションを多く使うタイプのゴルファーなので、フェースが返りきらず右に飛び出すミスが何度か出てしまいました。
大型ヘッドアイアンにグースの強いモデルが多いのは、この振り遅れを解消するためです。
もうちょっとグースが付いていてほしいなと思いましたが、そこはスイングをシャットに変えることで対応したいと思います。
目指すスイングによって、クラブを変えることも大切です。
今年は自分の実力を99だと思って、どんなに悪くても99を打たないゴルフを目指したいと思います。