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2014.04.02
タイガー・ウッズがマスターズの欠場を発表しました。
腰の手術に踏み切るようですが、全米オープンまでには復帰できるでしょうか。
心配です。
先週の国内LPGAツアー・アクサレディスは劇的なチップイン―グルで幕を閉じました。
渡辺彩香というニューヒロインが脚光を浴びていますが、敗れた藤田幸希にもドラマがあります。
藤田は宮里藍や横峯さくらと同い年で、アマチュア時代から注目を集めた選手でした。
魅力は圧倒的な飛距離と、男子顔負けのセッティング。
以前はアイアンを3番から使用していましたし、現在もアイアンのシャフトはダイナミックゴールドSLのS300とハードなセッティングです。
マグレガーとの契約時代も易しいアマチュア向きのマックテックとは裏腹に、NVG2ツアーというプロモデルが藤田のために作られました。
昨年のドライビングディスタンスは262.8ヤードで第3位。
女子は男子と違って計測する試合数が少ないので、参考記録程度ですが。
実際に先週の試合では渡辺の方が、ティーショットは飛距離が出ていました。
藤田も以前はフェースの開閉を多く使うスイングでした。
バックスイングからダウンスイングにかけて、やや八の字になるのが特徴でしたが、ややスピンが多くキャリーの出る選手でした。
キャリーが出るゆえに、雨のラウンドに強さを発揮しました。
初優勝、2勝目はともに雨の最終日でした。
キャリーが出るので雨でも大きく飛距離が落ちない、セカンドを他の選手より短い番手で打てるので、有利にプレーすることができます。
初優勝の2006年以降、パーオン率は常に上位にいます。
25位、24位、22位、17位、10位、17位、20位、去年も11位でした。
しかしここ2年はぎりぎりのシード獲得、優勝からも3年遠ざかっています。
不調の原因はパッティング。
2006年は平均パット数53位とまだ粗削りですが、2007年以降は27位、24位、33位、31位、14位と推移していましたが、2012年は68位、2013年は62位とかなり苦しんでいました。
先週の試合では長いバーディーパットをいくつも決めていたので、スランプからは脱出したのでしょう。
今シーズンは久しぶりの優勝が待たれます。
久しぶりに藤田のスイングをテレビで見ましたが、以前からかなりスイングが変わってきました。
八の字が姿をけし、ほぼオンプレーン、フェース面もスクウェアに使うようになりました。
女子ツアーは選手の飛距離を伸ばすために、年々フェアウェイを固くしています。
キャリーで飛ばすよりランで稼げるようになっているので、より低スピンに打った方がトータルの飛距離が伸びます。
そのため男子プロとは逆にロフトの立ったクラブを使う選手が増えています。
それに対応するため、よりアイアンの精度を高めるために、スイング改造を行ったのでしょう。
しかし雨のラウンドの強さは健在。
先週も2日目の雨の中でスコアを伸ばしていました。
最終日にも雨が降っていたのならば、違う結果になっていたのかもしれません。
易しいマックテックは今でも人気の高いクラブです。
特に高反発のNVG、NVG2は出回る数も少なくなったのですぐに売れてしまう人気商品です。
もし家の中で眠っていたら、ぜひお店まで売りに来てください。
高反発でも思わぬ高値がつきますよ。