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2014.04.01
消費税は上がりましたが、中古クラブはお得に買い物ができます。
国内女子ツアー第4戦、アクサレディスは劇的なチップインイーグルで幕を閉じました。
優勝した渡辺彩香は今時の女子プロでは珍しい3番アイアンの使い手です。
最終日18番のセカンドショットも3番アイアンで2オンを狙いました。
プロも含めセッティングの中からロングアイアンが消えた大きな要因はボールの低スピン化です。
ゴルフの進化はいつもボールが先行します。
そしてボールの性能を最大に引き出せるクラブが開発され、このクラブを打ちこなすためのスイング理論が編み出されます。
ボールの低スピン化により、同じロフトでも重心深度が深く、インパクトロフトの付きやすいショートウッドおよびユーティリティが開発されました。
これらのクラブは重心距離も長いため、フェースの開閉をあまり使わないスイングが主流になりました。
近年活躍している若手のプロを見ると、手首のコックを抑えて、トップスイングではフェース面が空を向いている傾向があります。
笠りつ子などはその極端な例ともいえます。
このようなスイングでは逆にロングアイアンはスピン不足となり、打ちこなすことはできません。
渡辺彩香のスイングをスロー再生で見ていると、バックスイングのかなり早い段階から手首のコックが入っています。
そしてトップではフェース面が体の正面を向いています。
ここからダウンで一気にフェースを閉じているので、アイアンのような重心距離の短いクラブと相性がいいスイングをしています。
フェースの開閉を使い、ややダウンブローに打っているので、ロングアイアンでも十分なスピン量を確保できます。
逆に重心距離の長いクラブでは、フェースが返りきらず右へのプッシュアウトが出てしまうでしょう。
そこでドライバーもX-DRIVE GRのプロトタイプであるP13-12を使用しています。
これも重心距離が短めのクラブであり、渡辺のスイングと相性のいいものです。
自分がフェースをシャットに使っているのか、それとも開閉を多く使っているのか。
これはクラブ選びで非常に大切なことです。
最近はスマホやデジカメで簡単にスイングを自撮りすることができるようになりました。
ショップで相談する際も、自撮りしたスイングを見せて頂けると、スムーズなクラブの提案が可能です。