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2014.03.26
セール開催中です。3月31日まで。
2008年よりゴルフのルールにクラブの調節性に関するルールが緩和されました。
以下ルールブックより抜粋。
すべてのクラブは重量調整のための機構をもつことができる。その他の調節性についてもR&Aの評価に基づき認められることがある。認められるすべての調節の方法について以下の要件が適用となる:
(i)容易に調節できるものでないこと。
(ii)調節可能部分はすべてしっかりと固定され、ラウンド中に緩むことの合理的な可能性がないこと。
(iii)調節後のすべての形状が規則に適合すること。
正規のラウンド中、クラブの性能は調節やその他の方法によって故意に変更されてはならない(規則4-2a参照)。
そして2009年にテーラーメイドよりネックの着脱による調整可能なクラブが世界で初めて発売されました。
今ではタイトリスト、キャロウェイ、ブリヂストン、ダンロップ、ナイキ、ヤマハ、ヨネックス、マルマンなどなどほとんどのドライバーに、弾道調整機能がついています。
未だこの機構がついていないのは、プロギアとオノフくらいでしょうか。
ロフト角、ライ角、フェース角が変えられますが、どんな仕組みで変化しているのかみなさんご存知ですか。
写真を交えて解説していきましょう。
こんな風にヘッドとシャフトがねじで止められています。
テーラーメイドのR11Sはスタンダードロフトから、±1.5°、そして裏面がロフトを変えずにライ角が増える設定になっています。
外してみるとスリーブの真ん中付近に段差があるのが見えるでしょうか。(少しピンボケしてますが)
この段差が噛ませになり、シャフトの挿入角度が変わるようになっています。
ソール面に対するフェースの角度というのは物理的に変わるわけありませんので、シャフトに対するフェース面の角度を調整できるようになっています。
上の写真がロフトを1.5°増やして挿した状態です。
わずかにシャフトが左から入っているのが、お分かりになるでしょうか。
リアルロフトというのはシャフトを垂直にして計測しますので、
シャフトを立てると、ロフトが増え、フェースがわずかに右を向きます。
フェース角が調整できます、ロフト角が調整できます、とメーカーによって言っていることが違いますが、実はこれは同じ意味です。
ロフトが増えればフックフェースになり、ロフトが減ればスライスフェースになります。
ですのでハイドローかローフェードという調整です。
低いドローにはなりませんし、高いフェードにもなりません。
調整機能付きのクラブを買ったものの、いまいちどうしていいか分からない。
実際にこの機能を使った事がある人は、3割程度しかいません。
ヘッドの基本性能が変わるわけではありませんが、味付けは大きく変わります。
店頭でご相談にも乗りますので、クラブの買い替えだけでなくお気軽にご相談ください。