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2014.03.23
セール開催中です。3月31日まで。
今週のアメリカ男子ツアーはフロリダ州・ベイヒルクラブ&ロッジで開催されているアーノルド・パーマー・インビテーショナルです。
石川遼は来週までに優勝するか、世界ランキング50位以内に入ることで、マスターズの出場権を得られます。
3日目を終えた時点で、首位のアダム・スコットとは8打差の8位タイ。
逆転優勝は難しい位置ですが、2位に入れば来週に望みをつなげられます。
そんな石川遼は今週からバッグの中身が少し変更されています。
フェアウェイウッドはこれまでと同じ、キャロウェイX HOT PROですが、17度が2本入っています。
どちらもロフトを16度に立て、シャフトはグラファイトデザインGT-8TXを挿しています。
GDOより転載
ではこの2本の何が違うのか。
左の傷の少ないほうが42.25インチで“4番ウッド”、右のやや傷の多いほうが42インチで“5番ウッド”として使っています。
2本の飛距離差がおよそ15ヤードということですが、果たして0.25インチの違いだけで15ヤードも飛距離の差が出るのでしょうか。
GDOではこれ以上触れられておらず、ここからは私の憶測になりますが、おそらくヘッド重量にも差があるのでしょう。
長い4番ウッドのほうが重たく、短い5番ウッドのヘッドを軽くすれば、飛距離差を生み出すことが出来ます。
勘の鋭い読者の方は、それではヘッドバランス(スイングウエイト)が大きく異なってしまうとお思いでしょう。
当然重くて長ければ、バランスも大きくなりますが、今はバランスという数値にこだわり過ぎないことが大事です。
バランスとはシャフト、グリップの重量に大きな差が無かった時代に、クラブの振り味を揃えるために考え出されました。
今はシャフトは軽いものは30g代から重いもので120gを超えます。
グリップも50g前後が主流でしたが、今は最軽量のものだと25gほどしかありません。
グリップエンドから14インチという、何の根拠も無い支点から計算されたものです。
高反発規制以降、様々な飛ばしの理論が構築されました。
浅重心、深重心、長尺、重ヘッドなどなど。
特に長尺や重ヘッドというのは、既存のバランスという考えでは特殊な数字になってしまいます。
今売れているゼクシオ8はD4(Sシャフト)、フォーティーンのゲロンDはD8(47.75インチ、Sシャフト)というぶっ飛んだ数字です。
バランス信仰の強い人はこんなの振れるのかと思ってしまいますが、シャフトの出来がいいのでしょう、決して振りづらいということはありません。
クラブ選びは固定概念にとらわれないことが大切です。
「おれはD2」「おれはSシャフト」
こうした固定概念にとらわれている人は、クラブを変えても思った以上の結果を得ることが出来ません。
なぜなら自分を変えようとしていないからです。
新しいものを受け入れる準備が出来て初めて結果を得られます。
一度無心になってクラブ選びをしてみてください。