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2014.03.05
セール開催中です。3月31日まで。
今どきのドライビングスプーンと20年前のドライバーと何が違うのか。
一番大きな差は反発係数です。
飛距離の3要素というのがあります。
「ボール初速、打ち出し角、スピン量」
一番影響の大きいのが、ボール初速です。
これは特にヘッドの反発係数で変わってきます。
20年前というと高反発にもたどり着くことのない、そもそもどういう素材にすれば反発係数が上がるのかもわからない時代でした。
今は0.83という上限がルールで定められてしましたが、フェアウェイウッドでも各社ギリギリの数値で作っています。
以前は大手メーカーは製造公差を考えて少し反発係数を抑え目に作っていると言われていましたが、今はドライバー以上にスプーンの飛距離をゴルファーが気にする時代。
反発係数を全品検査するくらいのことはしてきています。
打ち出し角も変わります。
20年前もドライバーの主流は10度前後、今のスプーンは13から15度がほとんどです。
テーラーメイドは今年、「17/1700」という活動をしています。
打ち出し角17度で、スピン量1700回転が最も理想的な弾道という意味です。
この打ち出し角を実現するためには、スプーンくらいのロフトがあるほうが有利です。
最後にスピン量ですが、20年前のドライバーはクラウンの軽量化なんてものがなされていませんので、かなり重心が高いところにあります。
重心が高いということは、重心の下にボールが当たりやすくなります。
重心の下にあたったボールはギア効果により、スピン量が増えてしまいます。
ギア効果に関してはまた別の機会で詳しく述べていきたいと思います。
今どきスプーンはドライバーと同様にかなりクラウンが軽量化されています。
薄くしても割れにくい素材を使ったり、カーボンコンポジットにしてみたり。
おかげでダウンブローに打たなくても、重心の上でボールにヒットさせることができます。
フラットな軌道というのもスピン量を減らしてくれることができます。
クラブの進化は目覚ましいものがあります。
ドライバーが苦手という方は、ぜひ一度今どきスプーンを試してみてください。
ミケルソンがドライバーを抜いて全英オープンに優勝したおかげで、最近はティーショットにドライバーを持たなくても、ヤジを飛ばされることは減ったようです。