SHOP BLOG
2014.02.20
そんなことは知りません。
すみません、いきなり身も蓋もない言い方をしてしまいました。
しかしながら当然一人一人のプロにそれぞれ異なる事情があり、みなが同じような経緯で移籍するわけではありません。
そもそもなぜプロゴルファーは用品メーカーや、その他企業と契約をするのか。
もちろん契約金のためもありますが、それ以上に大切なのは企業からのサポート体制です。
トーナメントを戦うプロゴルファーになれば、仮に用品契約をしなくても、メーカーから支給は受けられます。
むしろその方が自由にクラブを選ぶことができます。
しかしこれが契約となるとかなり細かい融通もきいてくれます。
プロのフィードバックからモデル開発もされますので、より自分に合ったクラブを使うことができます。
かゆいところに手が届くようなサポートもあります。
大物の中にはメーカーの担当者をまるでマネージャーかのように扱うプロもいます。
かつてのジャンボ尾崎もダンロップやブリヂストンの担当者を個人マネージャーのように使っていたようですし、アメリカに渡った丸山茂樹の担当者も移動手段やホテルの手配をしていました。
サポートをしてくれるのは用品メーカーに限りません。
自動車メーカー、航空会社は移動手段をサポートしてくれます。
ホテルチェーンと契約して、ツアーを転戦する選手もいます。
おもしろいところでは先日、金田久美子が脱毛サロンのミュゼプラチナムと契約しました。
キレイになりたいと思う気持ちは普通の女の子とかわらないのでしょう。
企業側のメリットも考えていきましょう。
使用プロの活躍は商品の宣伝になります。
これはクラブやキャディバッグだけではありません。
松山英樹のファイテン、石川遼のコラントッテ、宮里藍のオークリーサングラスなどなど。
クラブ以外にもゴルフ用品というのはあふれています。
もちろん来ているウェアもプロのイメージが広告塔になります。
森田理香子の着るアンパスィは去年できた新ブランドですが、初年度からかなり販売好調のようです。
ほかの企業もキャップ、バイザー、キャディバッグ、ウェアの胸元や袖口に企業ロゴを入れています。
露出の多い部分ほど契約金が高くなるそうで、キャップの右と左では金額が異なるそうです。
注意深くプロを観察していると、そんなところと契約しているんだ、と驚きの発見があるかもしれません。
ぜひプロのつけているワッペンというのも、トーナメント会場で観察してみてください。