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2014.02.11
トーナメントを見ていると驚くような場面に遭遇します。
ゴルフ雑誌にもこんなときはどうするの?とクイズ形式でルールを問うている記事があります。
先週末にアメリカ・カリフォルニアで開催されたAt&Tナショナルプロアマでもこんなことがありました。
2日目の18番ホールでティーショットの待ち時間に、D.A.ポインツがスポンジボールを脇に挟んで練習スイングをおこなったという。
規則7-2でラウンド中の練習はある条件下で認められています。
最後にプレーしたホールのグリーンや、その次のホールのティーインググラウンドでは、パッティングやチッピングの練習はしてもいいことになっています。
また練習スイングは練習ストロークではないので、どこででもすることができます。
しかし今回のポインツはスポンジボールを用いたことで失格となってしまいました。
これは規則14-3における異常な携行品と判断されてしまったのです。
つまり練習スイングをすることは構わないが、練習用品を用いてはいけないということです。
最近キャディバッグの中に、バットや素振り用の棒を入れている方をよく見かけますが、これを振っていいのはスタート前だけです。
ラウンド中の待ち時間などに振ってしまうと、ルール違反で失格となってしまうのでご注意ください。
今回の驚きはこれだけではありません。
予選2日目で失格となったポインツでしたが、なんと3日目の土曜日にもコースに姿を現しました。
この大会はプロの4日間のストロークプレーの他に、アマチュアとペアを組んでのチーム戦も同時に行われていました。
ポインツのチームメイトはライス元国務長官。
ライス元国務長官はオーガスタナショナルGC初の女性会員でもあり、熱心なゴルフ好きとしても知られている人物です。
ポインツは最後にこのようなコメントを残しています。
「この大会に出場するということは、自分のプレーや試合の成績だけではなく、アマチュアと一緒にプレーをして、その人たちが楽しい時間を過ごせるようにする、ということも含まれているからね」
こういった姿勢が今のPGAツアーの繁栄の足場となっているのでしょう。