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2014.02.10
「罰打」「ペナルティ」という言葉がゴルフのルールにはあります。
救済を受ける際や、ルールを間違えた場合にストロークを足すということですね。
しかし昔のルールには次のように書かれていました。
「相手にストロークの優位を与える」
つまり自分のストローク数を増やすのではなく、対戦相手のストローク数を減らすということです。
今ではストロークプレーが当たり前ですが、かつてゴルフは全てマッチプレーで競われていました。
18ホールトータルの打数を競うのではなく、1ホールごとにどちらがより少ない打数でホールアウトするかという競技方法です。
この場合自分を増やすも相手を減らすも、全くの同意義ですよね。
マッチプレーはストロークプレーとは異なる勝負の駆け引きがあり、プレーしている方も見ている方もエキサイティングなものです。
しかし残念なことに日本ツアーにはマッチプレーの大会はありません。
かつては日本プロゴルフマッチプレー選手権というメジャー大会がありましたが、2003年を最後になくなってしまいました。
アメリカにはアクセンチュアマッチプレー選手権、ヨーロッパにはボルボワールドマッチプレー選手権といった大会があります。
ライダーカップや、プレジデンツカップでもマッチプレーが採用されています。
個人競技であるゴルフも、団体戦となるとマッチプレーは非常に盛り上がります。
オリンピックは残念なことにストロークプレーで争われるそうですが。。。
アマチュアゴルファーとなると、マッチプレーはほとんど無縁な方ばかりでしょう。
せいぜい所属コースのクラチャン選手権くらいでしょうか。
とはいえクラチャンに縁があるアマチュアゴルファーはごく一部ですね。
勝敗を決するまでに複数回のプレーが必要なことが、マッチプレーのおこなわれない原因でしょうか。
4月に1回戦、5月に2回戦という方法も可能ですが、スケジュール調整が困難ですよね。
しかしストロークプレーにない面白さがあります。
ぜひマッチプレーをする機会をつくってみてください。